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介護老人施設は、医療ケアや自立生活に向けたリハビリを必要とする介護レベルの高齢者を受け入れています。
老人ホーム同様に、食事や排泄などの身の回りのケアを中心に介護全般を行ってくれますが、あくまで在宅復帰に向けたものなので入所期間に定めがある施設や、入居継続の判定が行われる場合があります。
老人ホームとは違い、終身制では無いことが大きな違いです。
■介護老人保健施設で行われるサービス

介護老人保健施設はリハビリを中心とした医療サービスを受けることが出来ます。
老人ホームでもこれらの医療ケアを受けることが可能ですが、介護老人保健施設の場合、最終目標が在宅復帰であるため看護師・介助職員のほかに医師・医学療法士・作業療法士などのリハビリ看護スタッフも配置されており、日々在宅復帰に向けたリハビリを行ってもらいます。
また介護老人保健施設では、施設内ので日常生活の補助・食事・入浴・排泄等の基本的なケアサービスのほかに、レクリエーション等の催しも行われており、退所後の日常生活に支障がないようスタッフや入居者家族等と連携した援助サービスを目指しています。
■医療ケアが必要な方も受け入れ可能

介護老人健康保険施設では、医療ケアを目的とした看護師・リハビリ専門のスタッフがサポートする形で自宅復帰に向けた生活を送ってもらいます。
そのため、老人ホームで受けられる各種医療サービスよりも料金は多少高くなります。
基本的にリハビリを受ける施設なので、医療ケアが必要な方の入居を積極的に受け入れている施設も存在しているようです。
老人ホームで受けられるような、床ずれ防止や痰の吸引などのケアが必要な方には心強い味方となるでしょう。
■同じサービスで終身制の老人ホーム

介護老人健康保険施設と老人ホームの違いは、終身での利用が出来るかどうかという点が大きいです。
在宅復帰を目指す施設では、入所期間は3ヶ月間～半年が一般的で、1年間を通した入居はまずありません。
しかし老人ホームでは入居後、終身までの利用が可能で、提供されるサービスも生活の見守りや食事・入浴・掃除洗濯・各種レクリエーション等、多彩なケアを受けることが出来るようになっています。
介護スタッフや医療職員による健康管理・医療サービス・リハビリも受けられるので、入居者もその家族に対しても心の支えとなってくれるでしょう。
老人ホームの利便性は年々改善されており、老人ホームの入居者とその家族が気持ちよく過ごせる環境作りが進められています。