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老人ホームでは、他の利用者さんにあまりにも迷惑をかけるような行為をした場合は、老人ホームからの退去が告げられると思っていましょう。
病気以外の寝たきりの入居者などを除いては、長く病院に入院してそのままなくなってしまう人もいるように、一度入院してその期間が長い場合でも、退去をしてほしいといわれてしまう場合があります。
老人ホームでの転倒リスクは、特に介護をしている施設の人は注意しなければいけないことです。
転倒が骨折を招いてしまい、そのまま寝たきりになってしまうケースが非常に多くなっています。
特に普通の老人で足腰が弱くなってきている人よりも、認知症を患っている人に対しては要注意です。

・転倒の危険性
平衡感覚がとても不安定になりますし、体の重心バランスも思わぬところで崩して転倒してしまう場合があります。
転倒とまではいかなくても、ふらつくこともありますので注意が必要です。
年齢を重ねていくと骨がとてももろくなってきますし、筋肉も弱くなってきますので、踏ん張りがきかない体になります。
老人ホームでは、このような場合は特に注意しています。
転倒してしまったことで、認知症の悪化につながっていくこともあるからです。
また、体の向きを少し変えようとしただけでも、振り向きざまに転んでしまうことがあります。
老人ホームで働く介護士は、手を添えたり体で支えるようにして、その転倒を防ぐ形をとっています。
その他にも気を付けることはたくさんありますが、あまり手を貸すと不機嫌になってしまう方もいます。

・日常生活の中でも危険はたくさん
日常の生活であっても、老人ホームではたくさんの危険があります。
施設内は、様々な部分に気を付けて作られていますが、十分気を付けていても事故は起こってしまうものです。
老人ホーム内は高齢者が生活しやすい環境になっているのですが、それでも危険が回避できない場合があります。
老人ホームの場合、生活していく中で外へと出かけることもありますが、そのようなときに靴を履くだけでつまづいたりしてしまいます。
老人ホームでは、できるだけサイズに余裕がある履物を用意することを心がけています。
また普通に歩くだけでも前のめりで転倒してしまったり、自分の足に引っかかって転倒してしまう場合もあるのです。
信じられないかもしれませんが、老人ホームのような高齢者施設では、そのようなことが多く発生しています。
老人ホームでは様々な工夫や介護のやり方を行っていますが、歩く際には必ず手を添えるようにしますし、転倒しないように体で支えることもあります。
しかし老人ホームといっても、比較的元気な方もいますので手を貸されることで腹立たしく思う人もいます。
そのような場合は、入居者さんの少し後ろを歩いて、ふらつきなどがあればすぐ手を出せるようにしています。
入居者さんが使っている杖などにも気を使い、本人に合っているかどうかを定期的に見ていきます。

転倒事故は、起こってしまうとホーム側と入居者側との間に、トラブルが発生してしまいます。
介護士などのサポートは、入居者にとっては大切なものになります。
転倒を未然に防ぐことが、寝たきりの環境を作らないものになるのです。