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介護や日常生活においてサポートが必要になった高齢者が入所できる特別養護老人ホームは、入居時にその地域の住所に住んでいなければ入居することができないのでしょうか？
■特別養護老人ホームの入居条件とは

特別養護老人ホームに入居するには、いくつかの条件があります。
入居条件は原則として65歳以上の要介護3以上であることですが、まれに要介護1や2の場合でも日常生活が送れないほど進行した認知症や虐待、知的もしくは精神的障害がある場合、単体者世帯で家族や地域から十分なサービスを受けることができない場合は入居できることもあります。
また、特定疾患が認められた要介護3以上の40歳～64歳までの方なども入居することができます。
■住んでいる地域でなければ入居できない？

住んでいる地域に空いている特別養護老人ホームがなかったり、もしくは施設自体がない場合や、他の地域に住んでいる家族の近くに行くために、現在住んでいる地域以外の特別養護老人ホームを探したとしても入居することができるか不安に感じる方もいるでしょう。
現在、特別養護老人ホームに入居するまでに申込みをしても、半年程度の期間を必要としている割合は約75％程度となっているので、申込をしても入居までに時間が必要なことがわかります。
ですが、早急に施設を必要としている場合は、他の地域でも探してみることになります。
このような場合に、本当に入居できるのか不安に感じると思いますが、特別養護老人ホームの入居条件の中に住んでいる地域でなければ入居できないといった項目はないので、どこの地域でも入居することはできます。
でも、地域密着型特別養護老人ホームの場合は住所がある地域の方しか入居することはできません。
■地域密着型特別養護老人ホームとは？

地域密着型特別養護老人ホームとは、2006年の介護保険法改正に伴って新設された地域密着型のサービスで、老人福祉法に基づいて都道府県もしくは中枢核の設置認可を受けた施設となります。
定員は29人以下の小規模な施設で、原則的に施設がある市町村に住んでいる住民だけが利用できるように限定されていますが、施設内容は特別養護老人ホームと同じで、食事や入浴などの介護から日常生活の支援、機能訓練などが行われます。
小規模な施設になるため、特例である要介護1や2の人は利用することができないのも、地域密着型特別養護老人ホームだけとなります。