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高齢者の趣味は、年齢を重ねてから始めるものもあれば、昔から継続して続けてきているものもあるでしょう。
老人ホーム利用者を見ても、一人で黙々と趣味を行っている人や、老人ホームの利用者同士で趣味を楽しんでいる方々もいます。
自分では、日常的に行っていたことであっても、他の老人ホーム利用者から見たら注目されていることもあるのです。
老人ホームの利用者は、どのような趣味に興味を示しているのでしょうか?
■高齢者=ゲートボールの時代ではない
高齢の方が楽しんで行っているゲートボールは、いつの時代になっても人気のスポーツですが、高齢者だからといってゲートボールをしなければいけないことはありません。
もちろん、ゲートボールを趣味として楽しんで行っている方はいいのですが、中にはゲートボールでのトラブルも多発していて、時には本気になりすぎて事件に発展することもあります。
なので、無理に他の高齢者に合わせてゲートボールなどを始めるのではなく、自分の好きなものから趣味を見つけていきましょう。
今は昔と違い、高齢者の趣味も多様化しています。
■みんなで楽しくできる趣味
もちろん1人でもできる趣味もありますが、まずはみんなで集まってできる趣味をご紹介します。
・将棋
今、若年層のプロも誕生するなど注目を集めている将棋は、みんなで集まって対局するとより楽しむことができます。
老人ホームでも人気の趣味です。
・短歌や俳句
短歌や俳句などは自分だけで作ることもできますが、新聞や雑誌、イベントなどで披露することもできる趣味です。
老人ホームでは定期的に出来上がった作品を掲示してくれるところもあり、老人ホームを訪れた家族の方も作品を見ることができます。
・カラオケ
自分だけで好きな歌を歌っていても良いのですが、数人でそれぞれの歌を聞きながらわいわいと楽しむこともできます。
レクリエーションとしてカラオケを取り入れている老人ホームも多いです。
・ウォーキング
体の健康を維持するために、可能であれば軽い散歩のようなウォーキングを行ってみましょう。
老人ホームの周りを介護職員と一緒に歩くだけでも、ストレス発散につながります。
・ペタンク
ゲートボールに変わる個人もしくは団体のゲームで、目標球に向かって金属のボールを投げ合って相手のボールに近づけて得点を競うゲームです。ルールも簡単で、どこでもプレイできる手軽さで楽しむことができます。
■個人で楽しめる趣味
・塗り絵や絵はがき
塗り絵や絵はがきは、じっと絵を描いたり色を塗ることができる趣味です。
絵はがきはそのまま季節の便りとして送ることもでき、もらった相手からも喜ばれることが多いです。
老人ホームには塗り絵や絵はがきを作ることができるように道具を用意しているところもあります。
・仏像彫刻
仏像彫刻師になるのは修行が必要ですが、個人の趣味として小さな仏像作りは個人で楽しめる趣味です。
なかなか仏像彫刻を趣味としている方もいないので、注目されることもあるでしょう。
・ゲーム
パソコンやゲーム機を使ってオンラインゲームなどを趣味にしている方もいます。
ゲームは子どもの遊び道具として考えがちですが、ソフトも様々な種類があるので、リズムゲームやクイズなどは脳トレにも最適です。
・廃材から物作り
捨ててしまうチラシや新聞紙、紙パックやポーションミルク容器を使って新たなインテリアを作ることも趣味として楽しめます。
チラシや新聞紙は細く丸めて並べてビンなどを中心にして止めるて色を塗るとビンが新たなデザインに変わり、紙パックは椅子になります。
ポーションミルク容器は、かわいらしくリボンや布をかぶせて小さな帽子を作って飾ることができます。