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老人ホームのデイサービスで行われるリハビリというと、ストレッチや体操などで体を軽く動かすことで筋肉を動かしつつ、日常生活の中で介護が必要な部分を減らすことを目標に行われます。
しかし、現在の老人ホームの中には「パワーリハビリ」を取り入れているところもあるのです。
パワーリハビリデイは、言わば高齢者用スポーツクラブのようなものになります。
具体的にどういった内容のリハビリが行われるのか、ご紹介しましょう。
■老人ホームで実践されている、パワーリハビリの目的

パワーリハビリを行う目的は、高齢者の自立性を高めることと、QOLが高い生活を送れるようにするためのリハビリとなります。
老化によって体には様々な機能障害が表れてしまいますが、それらを改善させるためのリハビリとなるのです。
また、体が動かしやすくなったり、疲れにくくなったりすることで、積極的に行動し、趣味を楽しむようになった方もいらっしゃいます。
心理的にも良い効果を発揮してくれるのです。
■老人ホームで筋トレするの？

パワーリハビリという名前を聞くと筋力を高めるためのリハビリというイメージを持ちやすいかもしれません。
しかし、実際は筋力強化が目的ではないのです。
パワーリハビリではマシンを使ってリハビリを行うのですが、これは軽い負荷を体に加えることによって、普段使っていないような筋肉を動かすために補助的な力を発揮します。
そこまで強い負担がかかるわけではないので、要支援者から要介護者まで対象範囲も広くなっています。
老人ホームには要介護度の高い方も多くいらっしゃいますが、そういった方も無理なく使用することができます。
■老人ホームの中にはパワーリハビリではないところもある？

パワーリハビリデイは基本的に軽い負荷でできるリハビリを主体に行っていますが、中にはパワーリハビリには該当しないシニア向け筋力トレーニングマシンを設置し、パワーリハビリと名乗っている老人ホームもあるようです。
筋力トレーニングマシンでは強い負荷がかかりすぎて、逆に体を壊してしまう可能性もあります。
老人ホームのデイサービスの中でも、パワーリハビリデイを選びたい場合は、なるべく老人ホームの見学などを行い、本当のパワーリハビリが行われているのかを確認しておくようにしましょう。
パワーリハビリデイは、老人ホームのデイサービスで行われているようなリハビリとは異なり、軽負荷で行えるマシントレーニングです。
自立性を高めたり、行動変容にも効果がみられたり、認知症や腰痛などの体の痛み、パーキンソン病などの神経難病にも効果が期待できます。
元気で健康的に老後を過ごしていきたいという方は、ぜひパワーリハビリデイを利用してみましょう。